本学の学生と教員が「日本古病理学研究会大会」で表彰されました。

 地域みらい学科3年、長岡ゼミの永野向日葵さんと長岡朋人教授が2024年6月1日、青森市で開催された「日本古病理学研究会大会」で発表した演題「青森県下北地方から発見された江戸時代人骨について」が発表賞を受賞し、同日、授賞式が行われました。
 日本古病理学研究会は、原始?古代におけるヒトや動物の栄養状態?生活環境?衛生状態などを研究する古病理学の発展に取り組み、各地で研究成果を発表する大会を開催しています。

《永野向日葵さんのコメント》
 第9回日本古病理学研究会大会にて、発表させていただける貴重な機会をいただいたこと、また、発表賞を授与していただいたこと、大変嬉しく思います。研究発表にあたってご指導及びご助言をしてくださった長岡先生や、本研究の資料調査のご許可をいただいた東京大学総合研究博物館の海部陽介先生に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
 本研究は、青森県下北地方から発見された江戸時代人骨について調査?考察を行ったものであり、古人骨の研究を通して下北半島に暮らした人の病気や生活を明らかにしたいという思いで進めてまいりました。その結果、過去の人々の暮らしを復元する糸口として、江戸時代における梅毒をはじめとする病気や、海運によって伝わった様々な文化に関わる知見を得ることができました。また、学会に参加された皆様の研究発表を聴いて、より古病理学への興味や理解を深めると共に自身の研究を見つめ直すことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

 日本古病理学研究会ウェブサイト《外部リンク》 
 https://www.paleopatho.com/

授賞式に出席した永野さん(左)
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